丁子屋

心色と、生きていく。心色と、生きていく。

心の色は、見えない。
どんなに相手を想っても。
あなたの中だけにとどめておくのは、
もったいない。
その優しさと温もりを。

和服で表現しよう。
あなたの心にある希望と勇気の色を。
穏やかな橙色で、調和を。
高貴なる鶸色で、意志を。

和服は、なごみ服。
心の色であなたもわたしも和ませる。
丁子屋は、虎ノ門のオアシスです。

問い続ける、老舗の使命先代の思いを絶やさずに、
受け継いでいくということ

六代目女将小林絵里
五代目女将吉井恭子

一般企業で人事をしていた私は、小林の家に嫁いで人生がガラリと変わりました。初代小林吟右衛門から220年以上続く、老舗呉服店「丁子屋」の女将を受け継ぐことになったからです。

異業界からの視点で呉服業界を俯瞰しつつも、老舗とは何かを問い続けてきた日々でした。その中でたどり着いた結論は、「老舗にこそ、プロとしての使命がある」ということです。使命の一つは、丁子屋のお着物を愛してくださっている方々の疑問や不安をワンストップで解決し続けるという責任です。匠たちの手によって紡がれたお着物や帯は、長い時間お客様のご自宅で時を過ごします。お着物と関わる時間が多い方も、少ない方も一様に大切に保管されています。だからこそ、着用時も保管時も丁子屋はお客様と共にありたいと思っています。それは職人たちへの尊敬でもあり、同時に職人とお客様と繋ぐことでもあるのです。

もう一つは、矛盾しているようですが、老舗こそ自らが変わり続けることで、変わらない精神を守っていく責任です。時代の変化に対応し、日々トライ&エラーを繰り返して、お客様の求めるものを提案し続けなければ、激しい変化の時代に生き残ることはできません。それは、まるで飛行機のように、低空飛行時ですら見えない部分でジェット噴射し続けるようなものです。老舗に蓄積している日本の文化と伝統を守るためにも、新しい時代へ適応していきたいと思っています。

呉服市場は低迷し、かつて一緒に呉服の未来を語り合った同業者達の6割近くが廃業してしまったと聞いています。丁子屋を継ぐにあたって、五代目である大女将から頂いた大切な言葉があります。「丁子屋の何を残すかを見極めて欲しい」。私はこの言葉を大切に胸に刻んでいます。きっと大女将も先代からこの言葉を受け継ぎ、丁子屋を守ってきたのでしょう。
丁子屋が今もなお、この虎ノ門という地に在り続けることができるのは、丁子屋を愛し、お着物を愛してくださるお客様へ、日本人の美しい精神、つまり和の心を丁寧に伝え続けてきたからではないでしょうか。
その意味で、この度「心色と、生きていく。」という表現をお店の看板になる言葉として採用することに致しました。「美しい色があるのではなく、美しいと感じる心が先にある」私にそんな言葉をくださった方がいます。四季折々に彩る和の色とは、日本人の美しい心を、まるで心の風景のように表してくれるものだと思います。私は、新しい令和の時代にも、お着物が人を幸せにできると信じています。一人ひとりのお客様とお話をさせて頂く時間が何より幸せで楽しい時間です。

最後に、ご縁あって、このホームページをご覧になったみなさまへ。
「丁子屋との出逢いが、お着物を愛する全ての方にとって幸せとなりますように」。

六代目小林絵里

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和服とは、なごみ服。
着る人も見る人も、心地よい気分を大切にしてほしい。
和の伝統技術を生かした、
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お着物は、全てが丁寧に作られた一点ものです。

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