空の色と調和した
おしゃれを楽しんで。
夏空をみて、心がスカッと晴れたり、秋空で少しメランコリーな気分になったり。日本の四季は、昔から人の心に影響を与えてきました。江戸と東京で空の色はおそらく大きな変化はありませんが、大都会にはグレーのビルが立ち並ぶようになりました。少しくすんだ東京の空に、四季折々の草花がふわっと咲くような感覚で、和服を纏ってみましょう。そう、和服のあなた自身が、まるで歩く華のように。
店内の様子
丁子屋は、「虎ノ門のオアシス」でありたいと思っています。お気軽にご相談、ご試着をして頂けるスペースをご用意。気さくで陽気な和服のプロ達がお出迎えします。お気軽にどうぞ。
新しく生まれ変わる
虎ノ門と丁子屋
1902年から100年以上、
虎ノ門とともに歩んできた丁子屋です。
2014年の虎ノ門ヒルズをはじめとして、虎ノ門一帯は徐々に変化をしています。2020年1月、虎ノ門1丁目の再開発事業の一環として、2020年6月日比谷線の新駅である虎ノ門ヒルズ駅が誕生します。丁子屋は駅から直結していますので、濡れずにお越しいただけます。
虎ノ門エリアは、オフィスが多く、ビジネスパーソンに馴染みがあるだけでなく、一方では丁子屋をはじめとして、日本の「和」のある場所です。老舗蕎麦店の「砂場」、切腹最中で有名な老舗和菓子店「新正堂」、そして新時代のコミュニティスペースとしての新虎小屋など。お仕事帰りにレンタルお着物でお食事を楽しむ方もいらっしゃいます。
江戸からの歩み
江戸城外堀の虎ノ御門が地名の由来です。詳細は諸説あり、徳川家康以前の江戸城城主が、「千里を行き、無事に千里を帰るという虎」にちなんだという説や、江戸幕府以後、陰陽学の考えに基づき、四神相応の白虎に当たる方角に作られた門であることから虎ノ門という名前がついたとも言われているそうです。
「近江商人の経営哲学 三方よし」
丁子屋は1798(寛政10)年に近江国(現在の滋賀県)にて創業しました。1800(寛政12)年、呉服小間物商小林家の二代目として生まれた小林吟右衛門は、15歳の頃より父親に従って行商をしていたということです。その後、1831(天保2)年、31歳の時に江戸掘留町(現在の日本橋)に呉服・太物商を開き、家号を丁子屋としました。吟右衛門は、近江商人の経営哲学である三方よしを提唱した人物です。三方よしとは、商売において売り手と買い手が満足するだけでなく、社会に貢献してこそ良い商売であるという思想。昭和51年11月25日発行の別冊「太陽」豪商百人にも選出されています。
丁子とは?
ハーブでお馴染み“クローブ”のこと。フトモモ科の樹木チョウジノキの、香り良い花蕾です。モルッカ諸島が原産の10mを超える常緑樹です。
香辛料のほか、生薬として漢方薬にも使われています。海外から輸入し、貴重な物だったと言われています。仏教では、経典「金光明最勝王経」の中で身を清めるものとして登場しています。日本人が中国の大陸文化と出合っていく中で、当時の文明の最先端の一つに、丁子があったと言われています。