丁子屋

丁子屋のお着物

キモノパーソナルカラー診断【前編】 ~心色と生きていく~

着物の「色」 和の「色」

丁子屋のお客様の中には、洋服の色に親しみ一通りおしゃれを楽しんでこられたのに、いざ「着物」となった途端に色のコーディネートに戸惑い、出口のない“着物ならでは”の迷路に入り込んでしまわれる方がたくさんいらっしゃいます…

「洋服だと似合う色が着物だとなんだかしっくりこない」

「帯とのコーディネートが分からない」

「素敵だと思って合わせてみても、なぜか顔映りが沈んでしまう」

そんな皆様の「悩み」をうかがうにつれ、丁子屋はどうにか皆さまご自身に納得いただける着物コーディネートを提案できたら、と改めて考えるようになりました。その答えのひとつが「キモノパーソナルカラー診断」です。

「その人自身が本来持つ色の特徴と着物の色を調和させていく」それが着物に特化したパーソナルカラーコーディネートの基本的な考え方です。

今回は、2022年10月にパーソナルカラー診断を受けられ、ご自身の「心色」の色無地をお誂えになったお二人にお話しを伺いました。

【お二人の着物・丁子屋との出会いを教えてください】

Aさん「私は二十歳の成人式に娘の振袖を自分で着せてあげられたらいいなと3年くらい前に仕事場の近くにあった丁子屋さんの着付け教室に通いはじめたのがきっかけです」

Bさん「私はお茶を習っていて、二十歳の時に作った振袖や頂いたお着物を持っていましたが今でも着られるものなのか教えてもらいたくて丁子屋さんに伺いました」

【最初からご自身で色を選んで誂える色無地が欲しいと思ってらっしゃったのでしょうか?パーソナルカラー診断を受けようと思われたきっかけは?】

Aさん「いえいえ。やはり着物の色染めはお値段がするものだというイメージがあり、とても手が届かないと感じていました。パーソナルカラー診断を受けようと思ったのは、いつも似たような色の着物や帯合わせになってしまい、どうしたらいいのか分からなかったからです」

Bさん「私もです。わざわざ色を染めるなんて、とても大それたことに思えていました。でも、持っている着物は柄が大きく入っているものも多くて、お茶会などにこの先着て行ける礼装の着物が欲しいなと何となく思っていました」

お二人とも、最初からパーソナルカラー診断に興味があった訳ではなく、漠然とコーディネートの解決策を探されていたようです。

パーソナルカラー診断では、まずはじめにその人の持つ天然の色素を確認していきます。肌の色・髪の色・目の色・唇の色など細かくヒアリングしながら進めます。

お二人それぞれ腕の内側でファンデーションチェック、次に鏡の前でドレープを付けて30色以上のカラーをお顔に合わせてSpring/Summer/Autumn/Winterのどのシーズンにあたるのかを診断します。

お二人で約二時間。パーソナルカラーアナリストの小林絵里が、それぞれのカラー分析を行い、結果をお伝えします。最初から最後までワイワイとにぎやかで、時間があっという間に過ぎていきました。

【Aさんは診断の結果、Summerタイプ・ Bさんは Spring/Winter混合タイプ                     実際にドレーピングまで行って診断結果を聞いた感想を教えてください】

Aさん「私のSummerタイプは、比較的手持ちの着物が該当していることが分かってとても嬉しかったです!今まで挑戦できなかった色もOKだという事で、色無地を誂えるモチベーションが俄然沸いてきてしまいました(笑)」

Bさん「私のシーズンタイプは、混合ということではじめはびっくりしましたが、実際に顔映りを一色一色試してみると本当に、多岐に渡っていることが分かりました。コーディネートをうまくまとめるために、Spring/Winterそれぞれのシーズンの特徴をしっかりとご説明頂いたのでとても参考になりました」

【後編】~色無地お誂え編~ へと続く

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