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恭子のいい(良い)加減着物術

丁子屋流コーディネート(1)

毎日の着物暮らしの中から生まれたいい加減(良い加減)着物の術をお教えいたします。

■着物と帯の合わせ方…柄■

洋服と違って、柄と柄を合わせる楽しさがあります。
初心者はそれが難しい、と思うようですが、どちらかを無地風にすると合わせやすいものです。
洋服のようにデザインのないものなので、逆に無地と無地を合わせるのは、案外難しいものです。
柄と柄を合わせるポイントは、柄の大きさを違えること。それと、お互いが引き立つためには、幾何学文様や器物文様には、植物、動物文様を合わせるといいでしょう。
わざと同じ柄の着物と帯を合わせる人もいらっしゃいますが、帯で変化をつけることによって、単純な着物のスタイルが深みのあるものになります。(恭)

■着物と帯の合わせ方…色■

基本的に顔のそばにある着物は、自分の似合う色を持ってきます。
その色に合う帯は、同系色の濃淡、これは初心者と、小柄なひと向きです。同系にすることによって、着物と帯がつながり長さが出るからです。
反対に背の高いひとは、着物と対照的な色にすると、ワンピースからツーピースになり、背が寸断されます。
明度、彩度の違う合わせ方がおかしいのは、洋服選びと同じです。
ですが、だいだい色と紫などのように、洋服では考えられない色合わせもあります。歌舞伎やお能など古典芸能を鑑賞して、和独特の色合わせを楽しんでください。(恭)

■着物と襦袢の合わせ方…材質■

柔らかい着物の下には、やはりトロリとした正絹の長襦袢がいちばんです。
特に、夏の柔らかい着物の下に、麻の襦袢を着たりすると、袖の中に襦袢の袖が丸まったりします。袖の振りの部分がきっちり揃うと気持ちのいいものです。
夏でしたら、上等な柔らかい着物の下でも、かえって竹素材入りのポリエステルのほうがいいように思います。
冬でしたら、紬やウールの下には、メリンスの長襦袢も着易く、暖かいものです。
ポリエステルも可愛い柄がたくさんあります。着る頻度の多い人にとっては、気軽に洗えるのが何よりのものです。
洗えるという点からも、私は、単衣袖の襦袢にして、袷の着物の下に着用、5月10月はもちろん、春秋の暖かい日におすすめです。(恭)
 
 

■着物と襦袢の合わせ方…色■

礼装の着物、特に正装のときには、白が一番清々しいものです。着物が江戸小紋くらいでも、下に白の襦袢を着れば、着物全体の格が上がります。
白では正装過ぎる場合は、着物の色の邪魔にならない薄い色目の一色か、ぼかしのものが、品がいいでしょう。
小紋以下のおしゃれ着には、着物と反対色のものや柄のあるものが楽しめます。
特に、濃い地の地味な紬などの下から、赤や黄のきれいな色が覗くのも楽しいものです。
どんな色の着物にも合わせやすい色は、朱系とか黄土色などです。
ただし、薄色の着物には、薄い色の襦袢でないと、下から映る
こともありますので気をつけてください。無難なのは、薄藤、薄黄、薄鴇色(うすときいろ)でしょう。(恭) 
 

■着物と羽織の合わせ方■

着物が日常着だった頃は、羽織も、更紗とか小紋のような全体柄のものを、織の着物や小紋にも合わせていました。
洋服がメインの今では、やはり無地感覚のものが、抵抗ないでしょう。ただ、洋服感覚の無地っぽい着物のときには、小紋羽織を合わせると和服らしいおしゃれになります。
一枚目の羽織でしたら、地紋のある無地か、無地場の多い飛び絞りや飛び柄小紋が合わせやすくおすすめです。
カーディガンと同じ役割ですから、下の洋服と合わせる感覚と思えばいいのです。
春は淡い色、秋は濃い色というのも洋服と同じですが、こげ茶系、グレー系、紫系が合わせやすい色です。
羽織の表が無地感覚でも、羽裏はいろいろ楽しい柄がありますので、それも楽しんでください。(恭)
 
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