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恭子のいい(良い)加減着物術

着物TPO(1)

毎日の着物暮らしの中から生まれたいい加減(良い加減)着物の術をお教えいたします。

■結婚式■

結婚式といっても、派手婚から地味婚までいろいろ。
格の高い会場でしたら、ミスなら振袖や訪問着、ミセスなら黒留、色留、訪問着というのが決まりです。
平服で、という注意書きもかえって頭を悩ますもの。平服といっても、普段着という意味ではありません。
いちばん大切なのは、お祝いの心を持って装うことです。
それには、明るく華やかになるものを選ぶこと。地味婚だからといって、お祝いする側が地味な装いでは暗くなります。
披露宴というのは、相手方がどんな方か紹介したり、お見せしたりする文字通り、お披露目の場です。そういう意味でも招かれた方は、きちんとした身なりで出席するべきです。(恭)
 
 

■七五三■

三つのお祝いには、お宮参りの掛け着の袖口下を閉じたり、肩揚げ、腰揚げをして着せると、無駄になりません。
三つのお祝いのあと、また掛け着に使いたい場合は、袖口下を縫わずに、袖口をとめ、可愛い紐をそこから垂らすだけ(かむろのように)にしておけば、そのまま使うことができます。
五歳の子には、無地の着物と羽織で、羽織にだけ紋をつけ、袴をはかせます。のし目模様の祝着もいいけれど、無地なら安くでき、かえって柄物より男の児らしくステキです。
七歳は、成人式の縮小版のようなものより、友禅小紋の着物をおすすめします。
小紋で、本裁ちにしておけば、よほど大きくならない限り、中学・高校と直して着られます。
親の楽しみでもありますが、子供が着物嫌いにならないよう、軽くて楽なものを選びたいものです。(恭)
 
 

■還暦■

うん年前のお免状式に、還暦のお祝いを、着付け教室の生徒たちにしてもらいました。
赤いチャンチャンを着せられるのは嫌なので、お振袖を生徒たちのリレー着付けによって、着せてもらいました。
振袖を着て、あらまんざらでもないわ?!?と思うことで、暦が還るけれど、赤いチャンチャンだったら、先へいってしまいそう。
アラカンの皆さまも、こっそりでもいいですから、お振袖を着てみる日にするのもいいのでは!(恭)
 
 

■成人式(男性)■

最近は、芸能人が着るようなカラフルな紋付羽織着物、袴姿が目につきます。もちろん貸衣装なのでしょう。
仮装パーティのお遊びの日ではないのだから、こんな着物にしたらどうでしょう。
着物は無地の紬かお召し、羽織は縫い紋付お召し、袴は無地か細縞のもの。
男の人は、この一揃いがあれば、結婚式にまで出席できますし、色によっては一生着られるものです。紬やお召しの着物は、お正月や外出着にも使えます。
日本男子の成人なのだから、これくらいの一揃いは用意してほしいものです。(恭)
 
 

■成人式(女性)■

二十歳の女性ならではの似合うものを着て、写真にとっておくことは、年を経たときに、それを見る嬉しさがあるものです。
ひとそれぞれ、いちばん似合う、そのひとの個性が生きるものを、選ぶことが大切です。
作ったものは、その日だけではなく、お友達の結婚式やお祝い事に、何回でも着てほしいものです。
立派な振袖なら、本人の結婚式お色直しに着るのも素敵です。うちのお客様でも、そのようにして、司会の方が「お母様が成人式に作ってくださった振袖です」とご案内くださり、式場はいっそうの祝福ムードにあふれたそうです。(恭)
 
 

■告別式■

洋服と違って、流行がないのがいちばんの利点です。そして、洋服より気持ちが伝わります。
私は、喪の洋服がないので、どんなときでも喪服でおまいりします。
ご家族の方から、お着物でお越しいただき、ありがとうございます、とわざわざお礼を言われたこともありました。
亡くなられた方への敬意の気持ちが伝わったと思いました。(恭
 
 

■法事■

最近は、お別れの会という形式が多くなりました。
ホテルやレストランで行う法事やお別れの会は、黒々と揃えて装うと、重くなり過ぎます。
地味な色無地や江戸小紋の着物くらいがちょうど良いでしょう。
帯は、地味なつづれの無地や流水、雲、蓮などの塩瀬染め帯を合わせます。
帯締め、帯揚げは、ねず、抹茶色くらいがいいでしょう。
草履は、艶消しのエナメルのねずなど、地味なものを選びます。
草履を脱ぐような法事のときは、同じような黒の草履で、間違えることがあります。印になるものを、脱いだらつけるようにしておくといいでしょう。
私は、母が花緒の坪(つぼ)を、白にしてくれましたので、すぐ分かります。(恭)
 
 
 
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