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恭子のいい(良い)加減着物術

帯と帯まわり

毎日の着物暮らしの中から生まれたいい加減(良い加減)着物の術をお教えいたします。

■帯■

着物一枚に帯三本、と昔からいわれます。
着物と同格のもの、格上のもの、格下のもの、とそれぞれ合わせることによって、着物の格を三段階に着ることができます。
そして色も、黒っぽいもの、白っぽいもの、赤っぽいもの、こんな風に三色合わせることで、着物の感じも変ります。
 
紺屋の白袴で、呉服屋の私は、着物の数はそんなに持っていませんが、帯のほうは着物の三倍はあると思います。帯が装いのポイントになると思うからです。
着物はさりげないものでも、帯で楽しみます。
私のおしゃれのポイントは、帯の可愛さ、楽しさです。スパナ柄の手拭いで作った帯や、季節を表現した帯で楽しみます。
古く擦り切れた着物は、帯に化けていくのも、帯の数が増える原因でもあります。(恭)
 
 

■帯板■

帯板は、長さ、巾、材質いろいろあります。帯締めを締めたときに、シワが寄らないようにするためのものです。
体の巾によって、長さは違います。後ろまで回ってしまうような長さのものもありますが、それは変り結びの文庫系のときに使うものです。
通常は、脇までの長さのものを選びます。
体の丸みになじむような、適度な固さのものにします。
ベルトのついたものもありますが、帯と連動して動かないので、おすすめしません。
帯板には、ポケットが大体ついていて、私はそこに名刺、メモ用紙、ボールペンの小さいものなどが、満員に入っています。(恭)
 
 

■帯枕■

帯枕は、お太鼓山の形を表現します。
枕の厚さも、薄いもの厚いもの、巾も、長いもの短いもの、高さも、高いもの低いもの、いろいろあるのをご存知ですか。
私は、帯の格によって、三種類使い分けています。
袋帯のときは、少し長めで厚みのあるもの。名古屋帯のときは、普通のもので、お太鼓山の端が少し落ちて、出来上がりが亀甲型になるような長さのものを使用しています。
昔は、背中にあたる部分が、セルロイドだったり、厚紙だったりしましたが、今はスポンジタイプのものがあり、背になじんで好きです。
夏には、麻素材で、長さも少々短めのものが出ていて、背中を少しでも涼しくさせてくれます。
買うときには、手の大きさによって選ぶことも大事です。ちなみに私は、手が大きいので何でもOKです。(恭)
 
 

■帯揚げ■

帯揚げは、今でも年配の方は、「しょいあげ」と言われるように、昔はお太鼓の山をしょいあげるものでした。
今は枕がその役目で、帯揚げはそれを隠し、帯と着物の調和をとる飾りになりました。
帯締めのほうがより目立つものですが、帯揚げは色や締め方をいい加減にすると、全体がおかしくなります。
色は、着物にも帯にも合うものがいいのですが、同じ色にしてしまうと面白くありません。私は、帯と帯締めに合う色を選んだ上で、着物にも合うかなという順番で決めます。
締め方は、前よりむしろ脇の部分が目立ちますので、帯枕の端からよくしごいてきれいにします。
夏の帯揚げは、他が薄いものですので、色は飛び出さないよう、おとなしめがよいようです。(恭)
 
 

■帯締め■

帯締めは、帯を支えるという大事な役目を持っています。さらに、体の中心にあって、彩りとしても重要な役目を果たしています。
着物と帯がなんとなく合わないときでも、帯締めひとつでしっくりさせてくれる、お仲人役をします。
私のように背が高いものは、着物の分量が多いので、帯を引き立たせるようなものを選びます。
逆に、小柄なひとは、着物と同系の色を選ぶことで、着物が目立ち、大きく見せてくれます。
着物や帯では使えなくなった可愛い色合いも、帯締めなら使えることができ、嬉しい存在です。(恭)
 
 
 
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