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恭子のいい(良い)加減着物術Q&A

<和装のTPOについて>

毎日の着物暮らしの中から生まれたいい加減(良い加減)着物の術をお教えいたします。

無地に紋をつけなければ普段に着ることができますか

お答えします

無地の着物を普段に着るということはまずありませんので、紋はつけたほうがいいのです。
紬の無地でしたら、染め帯や紬の織帯と合わせて、着る場合もあります。
縮緬の白生地などで染めた無地は、お茶事、法事、お祝いごとで着るものなので、紋をつけたほうがいいのです。
着物の場合は、洋服の無地とは違う感覚のものです。(恭)
 
 

江戸小紋は紋をつけたほうがいいですか

お答えします

江戸小紋は、無地に見えるような細かい柄のものもあります。そういうものは、色無地と同格なので、帯を格調高いものにするだけで略礼装になります。逆に、カジュアルな帯を合わせれば外出着にもなるので、紋はつけないほうが、着用範囲が広がります。(恭)
 
 

紋は婚家のものをつけるのですか

お答えします

結論から言えば、婚家でもお里のものでもかまいません。
関西では、女性は代々「女紋」といって、母方の紋を受け継いでつけます。
嫁ぎ先に、どちらの紋をつけたらいいでしょうか、と尋ねるのが一番良い方法です。
最近は、離婚したときのことを考えて、実家の紋にするというドライな考えの人が少なくありません。(恭)
 
 

紋は取ることができますか

お答えします

背紋一つ紋なら、解いて、前身ごろへ持ってくるよう仕立てれば、衿の中に隠れてしまいます。
裄が短い方なら、左右替えて、袖側に仕立て直しし、隠すこともできます。
仕立て直ししないで簡単に、ということでしたら、紋を地色と同じ色で隠していく方法もありますが、完全には消えません。(恭)
 
 

紋は他の紋にかえられますか

お答えします

「切りつけ紋」とか「貼りつけ紋」という方法で、別布を地色と同じ色にしてかえたい紋をつけ、従来の紋の上に貼りつける、という方法があります。
下の紋が隠れるように、刺繍でかえたい紋をつけるというやり方もあります。(恭)
 
 

お茶席にどんな着物を選んだらいいでしょうか

お答えします

お茶席と言っても、一律に決められません
重いお席から気楽なお席、お祝いの席か、利休忌のような席なのか、茶席のしつらいを楽しみ、お茶の味を楽しみ、懐石の料理を楽しむ。
それをこわすものでないことが大事です。心が騒ぐような色のもの、柄のものを避けることを念頭において選んで下さい。(恭)
 
 

着物や帯が選べないのですが

お答えします

いちばん大切なのは、心がときめく品物を選ぶことです。
そのあとは、お店のひとに何のために、どこでお召しになるかをお話しになれば、それが使えるものかどうか、教えてくれます。
逆に、何のために、どこでお使いになるのかを話せば、それに合う品物を教えてくれますので、その中から、ときめくものを選べばいいのです。(恭)
 
 

同じような色、柄になってしまうのですが

お答えします

洋服でも同じことだと思います。
自分の好きな色、好きな柄になるのは当然です。
同じ系統になっていれば、帯や小物が手持ちのもので間に合います。
自分で安心していられる装いです。
ただ、たまにはちょっと変化のあるものを、お召しになるのも新鮮です。
似合わなかったり、合わせるものがなかったり、の失敗もつきものですから、そういう冒険は、セールのものやリサイクルのもので選ぶと、ダメージが少ないでしょう。(恭)
 
 

娘の着物を作りたいのですが

お答えします

昔は、親が勝手に、娘の着物を選び、お嫁に行くとき持たせたものです。娘のほうも、自分の財力で買えるようになるまで、それをありがたく着ていたものです。
今は娘たちも、自分の趣味を主張するようになりました。七五三の着物ですら、この色でなければイヤ!という時代です。
それもいいことではありますが、経験を積んだ親や、呉服屋からのアドバイスも聞かないと、着物文化もとんでもない方向に行ってしまいます。
たとえば最近では、花魁(おいらん)のように、帯を前結びにする成人式の方とか…
コスプレではないのですから、花魁の職業の意味などを大人がきちんと伝えて下さい。(恭)
 

歌舞伎座三階席なら普段着でもいいですか

気楽に歌舞伎を観るのが三階席ですから、気負わない格好でもいいでしょう。
それでも、入口は同じ正面玄関から入りますし、やはりおしゃれ心からすれば、帯か着物のどちらかは染めのものが、歌舞伎の華やかさに合うでしょう。(恭)
 
 
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