丁子屋おかみのつぶやき紡ぎ 第26章

固有名詞

あの山に咲いているあの花ではなく、高尾山に咲いているほたる袋、というように心がけていると、作家の高橋源一郎氏が言っていました。
商人のくせに、お客様の名前、商品価格が出てこない私ですが、頑張ってみます。(恭)

生きた年数

益子焼の人間国宝、濱田庄司さんが、大皿に釉を流しかけするところを見学していたひとが、「一瞬に出来るのですね」といった。
濱田氏はそれに対し「60年プラス5秒、といってほしい」と答えたという。
60年とは生まれてからの年数です。

初春に

謹んで新年のお祝いを申し上げます。
 
時の進み方がとても速く感じられるのは、変化が急速だからでしょうか。
自国主義の台頭、国も個人も争いが多くなったこと、人間からAIに、店舗からネットへ…このような時代でも、丁子屋は和の心を伝え続けていきたいと思います。
着付け教室でも、4回限定コースという着物初心者のためのカリキュラムを設けたり、着物に関する常識・知識や和の文化について講座形式で学ぶ和学(わなび)の開講など、日々チャレンジを続けております。

ホテルと旅館

今年の夏休みは、九州に旅行。良いお天気、良い食事、そして良い宿で大満足。
若い頃はユースホステル、宿坊、民宿でしたが、ようやくいい宿に泊まれる歳になりました。
一泊目はホテル、二泊目は旅館、どちらも心地よいおもてなしではありましたけれど、ホテルは訓練されたおもてなし、旅館は自然体のおもてなし。
マニュアルに訓練されたホテルよりも、やはり旅館の方が暖かみのある良い心地でした。(恭)

髪をいじる

電車の中で、枝毛を探して抜いている女性を何人か見たことがあります。髪は、汚れを皮膚につけないためにある、と聞いたことがあるくらいだから、髪自体はあまりきれいなものとはいえないでしょう。
皇太子さまの頭が七三分けで、あまりにピタッとしているのを、若い頃ご学友が、ヘアスタイルを少し変えられたらいかがですか、と助言したことがあったそうです。
その時のお答えはこうでした。髪が風で乱れ手で直すと汚れた手になることは、相手に失礼になるので、動かないようにしている、とゆるがない意志でおっしゃられたそうです。
そこまで気をつけられていることに感動しました。(恭)
 
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